meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

SBIG STC-428-P

SBIGのCMOSカメラです。
末尾のPは、Photometryだそうで、測光用をうたって、フィルターホィールとセットにして販売されています。
測光用と煽られて、指を加えて見ているわけにはいかないので、導入しました。

近年、民生用のCCDセンサーチップは製造中止になりつつあります。CMOSカメラしか手に入らなくなりつつある中で、CMOSカメラでの測光は注目を浴びています。まぁ、デジカメでの測光の実績を見れば、測光に使えるのは自明なのですが。

CMOS、CCDそれぞれに長所と弱点があるのですが、アマチュアが普通に手に入れられるカメラで問題なのは、市場のニーズから、ピクセルサイズが小さいものが多いことでしょうか。
必然的に12ビットになってしまいます。しかし、読み出しが速く、読み出しノイズも小さいというCMOSの特性を生かして、16枚スタックスすれば、16ビット相当になります。
SBIGでは、その操作をStackProと呼んでいます。
MaxImDLは、このStackProに対応しています。
#SBIGが、Dffraction limitedの一部になったので、その辺りの対応は抜かりがないですね。
#なお、FLIのCMOSカメラKL400も呼び方は違いますが、同様の機能を持っているようです。

この辺りの詳しい話は、AAVSOのオンラインセミナーのCMOS測光の回で詳しく解説されています。

さて、手元にあったOptolongの36mmの測光用フィルターを付けて、準備は万端なのですが、天候が思わしくなくて、まだ、十分、テストが出来ていません。
そのあたりは、おいおい報告します。
https://meineko.com/etc/428-P.jpg
https://meineko.com/etc/428-P-2.jpg