meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

KIC 8462852

Kepler衛星の観測で、奇妙な食を思わせる減光が検出されて話題の星です。
星の自転による範囲の小さな周期的な変光に加えて、減光幅の大きな変動が、ケプラー衛星の観測期間中に2回捉えられています。
例えばS&Tのニュース記事に光度曲線が紹介されています
また、減光幅の小さな変動も何度か起こっているようです。
一見周期性が感じられないこと、その急峻なで減光幅の大きな光度変化と、2度の減光で減光の様子が大きく違うこと等から、従来知られているような、連星や星周ダストによる減光とは違う未知の原因ではないかと疑われています。
元論文(Planet Hunters X. KIC 8462852 - Where's the Flux?)の著者たちは、彗星のような微小天体による食ではないかと提案しています。
中には、知的生命体の作った巨大建造物によるものではないかと提案している人がいます。
3度目以降の食を捉えようと、AAVSOで、観測キャンペーンが呼びかけられています