meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

Astrometry.net

AAVSOの掲示板で、VPHOTから呼んだPinPointで位置が解けなかった画像も、Astrometry.netでは解けたという投稿がありました。
VPHOT内から、PinPointを呼ぶ時に、どこまでパラメータを最適化しているのわからないので、すぐに、PinPointより、Astrometry.netが優秀とは結論できませんが、ところで「Astrometry.netって何?」と思ったので調べてみました。
#TAO surveyで、Pinpointを使うときは、大抵、固定のパラメータで解けますが、時々、何かの拍子で解けない時は、パラメータをいじると、大抵解けます。


Astrometry.net
オンラインで測定できるインターフェースを提供していたので、手元にあったV407 Cygの画像で試してみましたが、時間がかかりましたが、正しい位置で解けて、WCSを書き込んだfitsファイルを返してくれました。
時間がかかったのは、パラメータをどう設定したら良いのかわからなかったので、デフォルトで試したからかもしれません。
やはり、オフラインでも使いたいところですが、GPLで配布されているので、誰か、試してみてください。
#なにより、PinPointと違ってタダです。


カタログマッチングの部分は、資料をざっと斜め読みしましたが、アルゴリズム自体は、目新しくは無いと思いました。
MISAO projectでも、似たアルゴリズムだったと思います。
#まぁ、どうコーディングするかは、各自腕の見せ所なのでしょう?