meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

TAO Survey

6月分も測りました。
撮影できた夜数は、7夜ですが、天の川で星が多いので、1万観測くらいでした。
いつものように、1-6月分までまとめたstdファイルで公開します。
今年の合計は、10万くらいになりました。1年だと、この倍?
2012Ic.zip


観測者会議で、Ngaさんに、「TAO Surveyの観測は、いつになったら、VSOLJに報告するのか」とせっつかれました。
とにかく、星の同定を位置だけでやっているので、同定ミスが多くて、それらをどうにかしないといけません。
T Scoみたいなすぐにおかしいと分かるのはいいほうです。
Vフィルターで撮影いた時のよりは、ミラ型変光星を近くの星と間違うのは、減りました。S Oriとか、SY CMaとか。
問題は、V382 Sct(SRC)のようなケースで、7.7等くらいで横ばいなのですが、これがとなりのTYC 5702-807-1(8.2等)が写っているのか、V382 Sctが写っているのか、画像を見てもわかりません。
1色のみで撮影しているので、色もわからず、区別ができません。


こういう、これまで名前を聞いたことがない星が1万星くらいあって、手作業では無理です。
Tycho-2カタログを見て、近くに、明るい星のある変光星を洗い出せばいいのかな??
ブラックリストを作って、それらの星は、除くようにする?
でも、機械的にやると今度は除かなくて良い星を除いてしまうミスが増えそうな気がします。
前にも書いたかもしれませんが、逆に、この星はOKというホワイトリストを作って、その星についてだけ報告するという手のほうが楽そうです。
ただ今度は、抜け落ちる星の数が増えて、もったいないお化けが出そうな気がします。


報告しないなら、KWSみたいに、検索用webインターフェスをつけて公開してと言われているのですが、それは、自力では難しいです。
Mhhさんに丸投げでもしないと無理ですので、それも、思案どころです。
KWSにみたいに、画像を出すのは無理でも、VSOLJ databaseみたいに、検索するだけ+光度曲線くらいならなんとか???