昨日の方法でST-8300Mのゲインを測ってみました。
ただし、天井を向けて撮っただけなので、もともと、光源が一様である保証はないので、偏差は大き目に出ている可能性が大です。
#実際、最初、測る範囲を大きく取りすぎて、変な値を出していました。
で、結果はbinningあるなしで差がありませんでした。
ということでbinnnig無しだとpixelが小さすぎてfullwell capacityが足りず、それを補おうとbinningするとgainの設定がおかしくfullwell capacityを活かせないという微妙な結果です。
どうしてこいう設計にしたのでしょう?
binningした時のgainを1.5e-/ADUくらいにしておいてくれたら良かったのですが。
使ったA/Dコンバータの関係?
とりあえず、SBIGに問い合わせ中です。
というわけで、測光目的には、同じKAF-8300を使ったCCDカメラなら、もう少し奮発してOSI583とか、ML8300の方が良さそうです。
うちは、突発天体の監視なので問題無し?
飽和させないように露出を短くして撮って、極限等級は枚数を撮って補うのが良さそうです。
(追記)
SBIGから返事が来ました。
The gain remains the same in all binning modes.
The KAF-8300 CCD does not have deeper wells in the readout registers, so
there is no benefit to changing the gain when changing to 2x2 or 3x3
binning.
とのこと、なるほどとは思いますが、では、ほかのメーカーはどうしているのでしょう。
これが正しいとなると、ダウンロードタイムやファイルサイズ以外に、ST-8300Mでbinningする意味はないですね。