meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

microarrayの講習会2

職場のセミナーで、昨日の講習についても触れる機会があったので、また、もう少し咀嚼できたので、備忘録的にメモ。
#わたしが咀嚼した後のメモなので、講習でいわれたままではないです。


microarrayのデータを合わせたデータベースがあります。
普段は、自分のしている実験条件と近い実験を探してみたりしがちですが、そうではなくて、ある意味失敗事例データベースと考え、先達たちがどのように実験をくんでどのような結果を得られたかをサマリーして、自分ならどのように実験を組むかを考える基礎にするという話でした。
とかく、データの処理にどういう方法を使ってみたらどうかとか考えがちだけれど、それよりは、実験計画で勝負は決まるので、そこをよく考えること、そのために、データベースのデータをみて参考にするのだという話でした。


また、使えるアレイの枚数は限られるのだから、下手に反復回数を増やすことを考えるのではなく、同じ枚数を使うならタイムポイントを増やすように考えた方が良いという話もありました。


統計的に有為とか考えても、もともと、統計的に処理するのにはデータが足りなすぎるので、劣決定論的であると理解すること。
統計的に有為な結果を出すために必要な反復回数は現実的な数ではない。
統計的にとか模索するのではなく、生物学的にどうかと考えるのが、心構えとして大事だという話もありました。