SX Spectrographを買って、DSS-7が空いてしまったので、里子に出す計画をしています。
で、そのために書いた簡易手順書です。
PCセットアップ済みを想定しているので、そこは載ってません。
#単に、SBIG Driver CheckerとCCDOps Version 5の導入をするだけです。
ST-402とDSS-7をつないでいるRJケーブルに緩みがないか確認する。
ST-402にUSBケーブルと電源をつなぐ。(ST-402のファンが回りだす)
USBケーブルをPCにつなぐ。
DSS-7の脇のスイッチを入れる(赤いランプが点かない時は電池切れ、DSS-7の蓋を開けて交換。要インチ規格の六角レンチ)
PCで、CCDopsを立ち上げる。
メニューのCamera>Establish communication linkで、ST-402につなぐ(シャッター位置を初期化するためにカチャカチャ音がする。赤いランプが点く)
メニューのCamera>Setup Temperture regulationのpulldownでActiveを選んで、冷却温度を入力して設定して、冷却開始。
#もともと冷却能力は高くないカメラです。乾燥剤も変えてないので、あまり冷やすと結露するかもです。ダークは減算できるので、ガンガンに冷やさなくても大丈夫です。
メニューのDSS>DSS modeを選び、View slitでスリットを撮って、
DSS>position markerでマーカーを表示させ、マウスで、写ったスリットの位置に四角のマーカーを動かして大きさをスリットの位置に合わせます。今後、これが、撮影時の目安になります。
カメラが斜めになっていたり、スリットが真ん中から大きくずれている時は、ST-402をつけている3つのネジを緩めて位置を合わせます。
スリットは、幅が違うの上下に5本くらい見えますが、普段は、一番狭いやつでOKと思います。
DSS>Position modeにして、望遠鏡のフォーカスを確認します。
望遠鏡を動かして、星を先ほどのマーカーの位置に合わせます。
載ったら、Pauseで止めて、Focusを閉じて、
DSS>Grab Spectraで、露出時間とVirtical binning を設定して撮影します。
#Virtical binningはデフォルトの4くらいが良さそうです。1でも構いません。
各操作間で、モータが動いてカチッと鏡の位置が変わった音がします。
メニューのfile>Save asで、画像を保存します。ファイル形式は、Fitsがよいと思います。
あとは、Rspecでも、ISISでも、BeSpecでも好きなソフトで解析してください。
終了は、Camera>Shutdownです。Warm Up & dont't waitいきなり冷却を切るで構わないと思います。
#DSS-7のスイッチの切り忘れに注意。スイッチを入れたままだ電池が切れます。
最初は、望遠鏡に着けず、室内で、蛍光灯や窓から外(太陽光)を撮って、操作に慣れると良いと思います。
F10の光学系用に設計されていますが、それより明るくても、光量を損するだけで大丈夫です。