meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

Jsut for Fun

かすてんさんのところのコメント欄に書こうかと思うったネタですが、書いているうちにどんどん脱線してしていきそうだったので、こちらに書きます。


私の2つの趣味、天文と海外放送受信は、以前から似ているなぁと思うところがたくさんあります。
例えば、放送電波は電離層で反射して遠くまで届くので、太陽活動やもろもろの影響で変動する電離層の状態に左右されます。
毎日、いつもと違う放送が聞こえていないか、コンディションの良い日を求めて受信を試み続けるのは、継続的に空を見続けて突発的な現象や条件の良い空に出会うことを待ち続ける天文趣味と似ています。
こういう、普段、聞こえない局を珍曲と呼んで、それを追い続けることを、かって、スポーツDXingと呼んだ人がいました。
これに対して、放送スケジュールの突発的な変更や、周波数や送信機の変更などを地道に追っている人を科学DXingと呼ぶ向きもありました。
#放送なんて、人間の営みの最たるものですが、途上国の国内向けの短波放送のスケジュール変更ってのは、いろいろな要因で行われてかつ対外的な広報は充分でないので調べる価値が有るのでした。
#例えば、北朝鮮の放送とかをイメージしてもらえば、判るかと。あと、公表されている変更も、その通り行われるか確認するのは大切です。
で、どちらも、いつもと違うことを、誰が一番先に気づいたかを競い合っていました。
で、もう一つの軸に、そんな些細な事を競い合うのは面白いとは思えない、放送内容をじっくり聞くのが大切だというlistening派と呼ばれる人がいました。
中には、放送内容を理解するために、外国語の習得にまで手をだす人もいたし、この一派も、奥が深いのでした。
で、わたしが大学生の頃は、血の気の多いのが集まっては、どの楽しみが王道かと、議論を戦わせていました。
#まぁ、現在は、みんな歳をとったし、趣味人口も減ったので、そんな不毛な議論をする人はいません(w


同じような話は天文趣味にも、ある気がします。
眼視至上主義の人とか、観測バカとか。スポーツっぽい人も、科学っぽい人も、競うなんてとんでもないという人も。
まぁ、趣味なんだから、どういう主義でやるにしても、Just for Funということを忘れなければいいと思っていますが、いかがでしょうか?


あ、天文とDXing、機材の話も似ています。
自作派、高額受信機/望遠鏡を買い漁る人、アンティークな受信機/望遠鏡にいれこむ人。
あと、すぐ、人に薦めたがるのも似ているかな?


で最後、悲しいことに、光害なり、都市雑音なり、だんだん環境が厳しくなってるのも共通です。