meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

α Cen Bに地球型惑星

近いな、たったの4.3光年。
太陽、α Cen Cについで近い恒星ですね。


昨年、オーストラリアで撮った写真


(追記)
このニュースを受けて、近くだから発見できたとか、近くないのは発見できていないとかいう感想を散見しました。


確かに、視線速度法は、高分散が必要なので、ある程度明るい(=距離が近い)星限定になります。
しかし、Transit法では、かなり、暗い星(遠い星)まで対象です。
重力レンズ法は、逆に、遠いほうが、前を横切る天体が増えるのではないでしょうか?
なお、Kepler衛星による網羅的なTransit surveyで、数千の太陽系外惑星候補が見つかっています。


先日の
「4つの太陽を持つ惑星」、アマチュア天文家が発見(AFP BBnews)
も、Kepler衛星のデータを使っての発見です。
数が見つかってきたので、ハビタブルゾーンにある惑星や地球型惑星も多数見つかってきています。
どうやって、分光データから、生命の存在を探ろうかとかいう研究も始まっています。


先のコメントは、直接撮像を意識してだと思われますが、直接撮像されたと発表されたものの中には、その後、怪しくなったものも多いです。


(追記2)
あ、勘違い、近いって恒星に近い軌道っていう意味か。
transit方だと、近い方が見つけやすいですが、ハビタブルゾーン辺りでも、見つかっています。