meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

新天体の検出

そもそも、TAO Surveyを始めたきっかけは、星間吸収の大きい新星を見つけるためでした。
途中、ミラ型変光星の測光が楽しすぎたり、撮影頻度の関係で検出よりfollowup(発見前光度の測定)に重点を置こうかとか色々変遷がありましたが、そろそろ、本来の目的に立ち帰ろうかと思案中です。


さて、新天体検出のアプローチにはおおまかに2つあると思います。

  • 比較画像との比較
  • カタログとの比較

比較画像との比較は、超新星とかでは、定番だと思います。やはり、自分の機材で系外銀河がどう写るか、自分で撮りためた比較画像にまさるものは無いと思います。
で、wide filedでこれをやろうと思うと、視野の回転やレンズの収差による歪み等で、なかなか、比較画像と一致させるのに苦労します。
#其処を、うまくやる工夫を皆さんされているようです。


カタログとの比較で問題となるのは、カタログの完全性です。
新天体だと思ったら、何らかの理由でカタログから抜けていた星なんてのがままあります。
固有運動は、カタログの値を信じて、補正するのが流行りのようです。


で、2つの方法の折衷として、画像から作った自前のカタログとのマッチングという方法が考えられるのですが、さて、どうやったらよいでしょう。
紛れ込んだ、移動天体の削除とかどうしましょう?
複数の日付で検出されている天体の絞れば大丈夫?そうすると、今度は、カタログに抜けが多くならない??
#まだ、先は、長そうです。


まず、ゴミ取りを取る前に、とりあえず、これまでの検出天体のリストをMySqlでデータベースにしたいです。
#これは、今使っている変光星のカタログに載っていない新変光星のデータを探すのにも使えます。
で、具体的な操作以前に、テーブルの設計ってどうしたら良いの?
#世の中の、MySqlの教科書は、blogのデータ管理とかに特化したものが多くて、実験データの整理とかの参考にしにくいですorz