meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

突発天体検出システム

世の中、地球近傍天体、GRBの可視光残光から暗黒物質系外惑星まで自動望遠鏡によるサーベイが盛んです。
新天体、突発天体の自動検出システムも、肝のひとつで、各サーベイ独自開発で競っています。
その概要は論文で公表されているものが多いのですが、詳しく公表、または、公開されたシステムがありません。
最近、新星・超新星捜索者の年齢は、徐々に上がりつつあり、若い人の参入が必要と思っているのですが、公開された良いソフトがないのがひとつのハードルだと思っています。
検出方法を含めて競い合うのが捜索だという考えもあるのでしょうが、普段、優れた公開ソフト(freeware、GPL)の恩恵を受けている身としては、新天体捜索用の公開されたソフトが有ってもいのではないかと思っています。


さて、新星捜索用のソフトを分類すると、

  • 過去の参照画像と比べて検出するもの(アステロイドキャッチャーは、これ?)
  • 星表と照らしあわせて捜すもの(PIXY2は、これ?)
  • サーベイデータから独自にカタログを作成して、それと参照するもの

とかがありそうです。
もちろん、例に上げたソフトも、検出原理はそれだけでなく、お互い重なり合う部分も多く、乱暴な分類ですが。
最近の大規模サーベイは、3つめが多い気がします。


わたしも、助けてもらって、SExtractorをいじったりしていますが、新天体検出部分で挫折中です。
あと、このシステムは、PCが得意でない方には使いにくそうです。
PIXY2は、以前から、持ってるのですが、何故か、使ってません>ごめん
ステロイドキャッチャーっていうか、ごにゅごにょは、じつは最近、ごにょごにょ。


でも、やっぱり、フリーもしくは、市販の使いやすいシステムが欲しいです。
だれか、やりません?
まぁ、既存のシステムは、環境依存の物が多く、公開用に汎用システムを作るのはしんどいのは想像に難くないのですが。