meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

SS CMa

周期約12日のDCEP型星です。Ksmさんが、以前、ご自身の観測から周期を求め、カタログの値との比較から、周期が減少しているのではないかと報告していました。
Period Shorting of SS CMa M. Koshiro (1987) Variable Star Bulletin no.2 p2-3
この論文では、周期解析の結果周期を、12.3569日としていました。
VSOLJ databaseからKsmさんの観測を例のpergrm.Rで、自前で解析してみたところ、12.35642日でした。



#あ、日心補正をしてないけれど、周期長いから、影響少ない?
で、最近はどうなのかと、TAO ServeyのデータをAVEで周期解析をしてみましたが、まだ、観測点数が少なく、うまく周期が決まりませんでした。
今シーズン、頑張って、撮ることにしましょう。
TAO Surveyの光度曲線です。周期13.3569日でたたんであります。上がIc、下がVです。
#こちらは、日心補正してあります。

ASAS-3では、周期12.361日としていますね
でも、12.35642日が正解っぽいです。

#いや、ASAS-3のも、独自に周期解析しろよ>自分


(追記)
このあたりですかね?

ますます、ちゃんと、解析しろよ。>自分
ええと、日心補正してないけれど、最終的には、日心補正して無い分だけだけ、光度曲線が太くなるだけですよね?なら、大丈夫?


(追記2)
解析しました。
12.35456日でした。


解析で出た周期の差が有意どうかは微妙です。

赤がASAS-3,黒がKsmです。
まぁ、解析の期間の長さを揃えるとか、もっと、真面目にしないとダメですね。


あれ、なんで明るさがこんなに違うのでしょう?ゼロ点の問題?