meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

ST-8300Mのダイナミックレンジ

今の構成で、明るい星がサチる件です。
ST-8300Mの設定、0.37e-/ADUという無茶な設定です。
KAF-8300のチップのfullwell capacityが、25000e-なので、
25000/0.37=67567.57
で、ちゃんと、16ビット使いきっています。
DSIproIIIの様に、14ビットくらいで飽和してしまうという気持ちの悪さは無いのですが、なんだかなぁと思います。


ビニングして(fullwell capacityを稼いで)も、このADUの値が変化なしだとダイナミックレンジは変わってくれません。
どうなのでしょう?
#って、テストすればいいだけですか?


(追記)
SBIGのWebには、例えば、ST-402だと

1.5e- unbinned
2.0e- binned 2x2, 3x3
(1.0e- and 1.4e- for ABG CCD)

と、ビニングした時に設定が変わるように書いてありますが、ST-8300Mだと、

0.37e-/ADU

としか、書いてありません。実際のところどうなのでしょう?
ココがビニング時には変わるのなら、わたしも、2x2を常用にしたいと思うのですが。
#やっぱりテストしないと。


(追記)
後、KAF-8300チップは、ABGありです。
かように、ST-8300Mは、測光用途ではいろいろ制限ありですが、この値段の安さには替えられません。