先日のThe 5th International Symposium of Rice Functional Genomicsのランチョンセミナー、1日目はイルミナ(Illumina genome analyzer)、2日目はアプライドバイオ(SOLiD)で、どちらも、次世代塩基配列解析でした。
まだ、完全には理解できていないのですが、マイクロアレイの様にスライドに貼付けたオリゴDNAと、蛍光ラベルしたオリゴDNAを使って、端にprimerを結合したDNA断片の端から35塩基の配列を読むというもので、ハイスループットでG baseレベルの塩基配列決定をするというものです。
で、そんな短い配列で、de novoに配列決定を出来るはずは無く、既に、(ゲノム)配列が決定されている必要があり、主に置換やdelitionとを個体間や種間で較べようとか言う用途に使えるようです。
吐き出すデータが膨大なので、シーケンサーにGeonの載ったブレード型のPC何台もと、RAIDのストレージが内蔵されているという大掛かりな装置です。
で、先進的な技術の時は、いつでも、何の役に立つのかよくわからないものですが、私にはまだ、この技術の神髄は判っていません。
まぁ、マイクロアレイの時も、最初、そんなので役に立つの、次に、つかえねーといっていたのが、今は、毎日マイクロアレイのデータと格闘しています。
このシーケンス技術も、そのうち、わたしのレベルまで降りて来てくれるんでしょう、きっと。