meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

月と土星を見たら押入行き

昨日の望遠鏡の話題は、格安望遠鏡でもいいじゃんという論調をこれ以上展開するのが、自分でも苦しくなって来たので(w
改めて、入門用望遠鏡選びを書くつもりだったのですが、すでに、Web上にあまたある同様の記事と同じになってもつまらないと思って、あれこれ考えているとまとまらないので、もう少し、時間がかかりそうです。


で、タイトルですが、なかなか、天体の導入というのはなれないと難しい+入れられたとしてもそれ以外の天体は見栄えが悪いので直ぐに飽きるという意味の成句のようです。土星がどの星か判るだけ、結構天文知識はある様に思うのですが、どんなものでしょう?


で、昔話をします。
中学生の頃、文房具屋で買った卓上三脚に載った6cm経緯台望遠鏡を短期間使っていました。
#スリービーチの4cm反射経緯台の後です。
夏休みのある週末、国立科学博物館の天体観望会で小林バーガーミロン彗星を見せていただきました。
新聞で、はくちょう座に見えると読んでいたので、その彗星かと訊くと、今はおおぐま座にいると小山先生に教えていただいたのが印象的でした。
帰宅して、この望遠鏡でも捜したのですが、望遠鏡を振っていると、一瞬、それらしいのがはいったものの、もう一度入れようと思っても判りませんでした。


エスト彗星の時は、○コー通販の6cm屈折経緯台でした。
この望遠鏡、設計不良でバランスが悪くて、クランプを緩めるとお辞儀してしまいます。
彗星がやや暗くなって天の川のあたりにあった頃、一生懸命望遠鏡を振っていたら、どうにかはいりました。暗くなっていたものの、まだ、尾も見えてなかなかのみ見栄えだったのですが、友達にも見せようと思っ他ときには、望遠鏡が動いてしまって、2度とはいりませんでした。


ほうら、程度の悪い望遠鏡は使えないじゃんと言われそうですが、当時は、これでも、ちゃんと楽しかったのでした。
自分で、望遠鏡を振り回すことが楽しかったのでは無いかと思います。
加えて、今の話に出て来た3台の望遠鏡、どれも、全部自分のお年玉で買っています。
子供に、どの望遠鏡を買ってあげたら良いでしょうでなくて、自分のお金で買わせた方がよいですよと思う訳ですが、そうなると、必然的に、予算が限られてきます。
本当は、子供の買える値段で、質の良い望遠鏡があれば越したことは無いのですが。


ちなみに、一台だけ、親に買ってもらった望遠鏡があります。
高校の頃、毎夜、隣のうちに望遠鏡を借りにいっているのを見かねて(というより、隣のうちの迷惑を考えてたまりかねて)、Vixenの10cm反射経緯台を買ってもらいました。
就職して、20cmSCTを買うまで、変光星観測の主力として活躍しました。


さて、初めての望遠鏡選びの話は、日を改めて。
ちなみに、月土星のみを卒業できたのは、ニ○ーの6cm望遠鏡あたりからですね。
やっぱり、きちんとした架台が無いとだめかと一瞬思いましたが、それより前に、友達のコルキットのいい加減な架台でもそれなりに星雲星団・二重星の観望はしていましたね。


あー、更に追加、月くらいしか見るものが無いとしても、月は、いくら見ても見飽きないくらい奥が深いです、念のため。