meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

iOptron CEM60EC

メインの25cmSCTの架台は、Vixenのニューアトラクスを使っていました。
細々とした不具合もあったのですが、だましだまし使っていました。
ところが、最近になって、しゃっくりをするようになってしまいました。
しゃっくりというのは、SkySensor2000PCで時々起こる、追尾が、ブレる様な動きをすることです。
電圧が高い時に起こるとか、モーターが経年劣化した時に起こるようですが、ニューアトラクスだと、ユーザー側で、モーターの交換できません。
という訳で、代わりに、iOptron CEM60ECを導入しました。
CEM60は、TAO Surveyの方で使用実績があるので、セットアップが楽だろうという目論見です。


で、一昨日届いたのですが、天気の回復を待って、日曜の昼からセットアップでした。
慣れていたので、赤道儀本体の組み立ては、すぐに終わったのですが、やはり、いろいろトラブって、夜までかかりました。
#雨にも降られたし。


まず、鏡筒についているアリガタの幅が赤道儀のアリミゾに合いません。CEM60ECのアリミゾは調整範囲が広いので、大丈夫だろうと思っていたのですが、うちの鏡筒は古るくて最近の規格とは違うのが災いしてきちんと固定できません。
アトラクスに載せていた時のアリミゾに更に、アリガタをつけるという不格好な構成になりましたが、どうにか載りました。
https://meineko.com/etc/CEM60EC-2.jpg


で、重たいので苦労しながら鏡筒を載せましたが、流石に、9kgのバランスウェイト1つではバランスが取れません。
まぁ、これまでも、5kgx3だったので、最初から、足りなさそうなのでした。
実は、先に、CEM60を買った時に、重すぎるので使わなかったウェイトがあるので、2つあれば大丈夫と思っていたのですが、実は、CEM60ECについてきた方のウェイトは、付属のネジが合わなくて使え無かったのでした。
購入した三基光学館に電話して事情を話すと、手持ちのウェイトがあるというので、持って行って交換してきました。
で、無事、ウェイト2つで、バランスが取れました。


ハンドコントローラーで動かしてみると、問題なく動くようでした。
ということで、今度は、ASCOMドライバーを入れて、MaxImDLからつなごうとすると、ファームウエアが古いとエラーが出ます。
#買ったばかりなのにw
ファームウエアのバージョンを調べると、141229版でした。
iOptronのwebに、本体とコントローラー用の150228版のファームウェアがあったので、それでアップグレードしたら、つながりました。


極軸、まだ、合わせていません。
曇なので、実戦テストは、これからです。
https://meineko.com/etc/CEM60EC.jpg