meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

DBVS2000

x64環境でも動くようになったdbvs2000システムですが、使い方は、基本的には、以前と変わりません。
DBVSでのデータの 足し方
ただし、グラフを表示させるwindvs2.exeの起動には若干コツが要ります。
環境変数DB2にデータベース名を指定してしておかないと立ち上がりません。
環境変数の設定は、例えば、コマンドプロンプトを立ち上げて、

set DB2=c:\dbvs2000\vsolj.DBF

の様に指定してから、windbvs2を立ち上げればOKです。
なお、この方法だと、DB2が設定されているのは、コマンドプロンプトを立ち上げている間だけなので、恒久的に指定するには、例えば、Windows 環境変数 Path の設定方法(コンピュータ/ソフトウェア関連Tips)等を参考にしてください。
なお、Windbvs2を起動してから、参照するデータベースを切り替えることは、以前と同じようにプルダウンメニューから出来ます。


なお、以前のwindbvs.exeは、初期のターゲット環境でしたPC-9801用に作られていた表示ソフトのサブセットという感じで、機能が幾分限られていたのですが、windbvs2では、windbvsに比べて機能強化が行われています。
なお、以前のシステムで作ったdbfファイルは使えません。新しく、作成してください。


公開されているVSOLJのデータを、全部、まとめてvsolj.DBFというファイルにしたければ、まず、
VSOLJ Variable Star Observation databaseから、年代別のzipファイルを全部落として、dbvs2000の入ってるフォルダーに解凍します。
次に、ここで、Object name, Date(YYYYMMDD)、Observerは空白にして、time zoneはJST、Save as fileはYesにして、observations.stdを落として、これも、dbvs2000のフォルダーに入れます。
コマンドプロンプトでdbvs2000のフォルダーに移動してから

inittree vsolj.dbf
set db2=a:\dbvs2000\vsolj.dbf
copy *.std all.std
vmrg all.std

で、出来ます。
データベース名、dbvs2000の置いてあるフォルダー名等は、適宜、自分の環境に合わせてください。
次から、データを足したい時は、Date(YYYYMMDD)に適当な値を入れて、落としたファイルをvmrgで足していけばいいでしょう。


(追記)
環境変数としては他に、

環境変数 DBVSOUT にファイル名を指定しておくとデータリストなどを出力する時にこのファイルに書き込まれます。

だそうです。