meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

SExtractor

IcをいれたのHIPPRCOSカタログをMhh送っていただきました。
これで、Icでの測光の目処もたったのですが、まだ、flat補正の問題が残っています。


いつものように、買い物袋を拡散板代わりにして撮ったflatは、やはりかぶりの影響が出ます。

で、これまで撮ったlight frame画像をまとめたflatも作ってみました。
シリウスみたいな明るい星が写っている画像や低空のものは避けたつもりなのですが、もっと、かぶりが酷いです。

かぶりの補正は引き算すればいいやと2次平面を引き算してみた画像です。

期待していたのは、周辺減光で真ん中が明るい画像だったのですが、逆になってしまいまいsた。
過補正なのでしょう。


まぁ、買い物袋flatの方が良さそうです。
月が無くなってから、もっと、枚数を稼いで作ってみたいと思います。
ただ、どちらのflatも、大雑把に言って0.5%位の範囲に収まっています。
もともと、チップサイズは小さくて、イメージサークルの中央しか使っていないですし、本来、周辺減光による差もその位の値に収まっているのだと思われます。
なら、flat補正なしでもいいかな。
むしろairmassの影響が大きそうですが、最初から、そのあたりは無視する方針です。
まぁ、眼視観測程度の精度(0.1等くらい?)が出ればいいかなと?


今後の課題は、どこまで、自動化できるかです。
現在、撮影は、自動化できるけれど、天候や撮影可使時間などの条件が日によってまちまちなら手動のほうが臨機応変に対応できるかなと手動でやっています。
撮影画像を平均したり、WCSを書きこむのも手作業。
SExtractorのスクリプトを打ち込むの手動で、出てきた結果をまとめるのも手動です。
手作業でやっているので、画像が貯まる一方です。
本当は、全行程、自動化したパイプラインでやりたいです。
また、現在は、考慮していない新天体の検出もどうにかしたいです。
こちらも、もう少し、自動化しないとやっていけそうもないくらい、カタログに無いflagのついた天体が検出されます。


ちなみに、マンデルアダプタをつけて、CFW-9を組み込んだ現状のサーベイカメラの姿です。