和久田さんが1994年に見つけた新星です。
數年してから極大になって、その後、すごくゆっくり減光しています。
で、昨年、
THE OPTICAL EVOLUTION OF THE OUTBURST OF THE SYMBIOTICNOVA V4368 SGR = WAKUDA’S PECULIAR STAR
Baltic Astronomy, Vol. 18, p. 75-81, 2009
ってのが出て、Baltic Astronomyじゃ読めないやと思っていたのですが、思い切って、Munariさんにメールを書いて、ファイルで送っていただきました。
測光と分光の結果をまとめたものです。
測光は、いくつか、CCDの多色測光があるほかは、Albert Jonesさんの眼視観測が中心です。
このままの減光率で行くと、t2は、16年くらいだと計算しています。
#自分の測光結果も早くまとめないと??t2が決まってから?
低分散スペクトルは、10年くらいの間、あまり変化が無く、幅の狭い輝線で、電離の度合いには変化なかったけれど、連続光成分の強度の変化があったと書かれています。
測光でも、ゆっくり、B-Vや、V-Icが増加しています。
共生星型新星(symbiotic nova)だろうという結論です。
これまでにあまり数が知られいないそうです(例:AG Peg, RR Tel, HM Sge )
高分散の分光や赤外での分光の観測が望まれるということです。ぜひ、どなたか?