meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

V5097 Sgr

WR104として知られているウォルフライエ星です。
Keck望遠鏡の赤外干渉計で、周りのダストの構造が撮像され、それが回っているのが確認されたので、うずまき星とも言われています。
長谷田さんが、周期的に減光することを見つけて、V5097 Sgrという名前がつきました。

で、昨年の未測光分も測って、光度曲線を描いてみたら、やはり、最近の変光は、以前と違ってきているようです。
Katoら(2002)の求めた241日の周期ごとに点を打ってみたのですが、ずれてきているようです。
途中、欠測期間があるのではっきりしませんが、2007-2008年にかけて、ずいぶん長い間、暗いままだったようにも見えます。