系統樹思考の世界

間借りしている研究所の三中さんが表記の新書を出されたので、買いました。
「天体物理学にも物語的説明はある」という項目があって、平山清次まで出てきたので、一言。

取り上げられている小惑星の族に似た問題が、変光星の分類にもあります。
それこそ変光星の型に対応する英語はtypeですが、タイプにひとくくりにすることの是非が常につきまといます。
生物の分類にも片足（実際は、もっと小さいな）を突っ込んでいる身として、ずっと、気にしている問題です。
この本で取り上げられている様な高尚な議論が出来る素地はないのですが。

系統樹思考の世界 (講談社現代新書)