id:suikanさんのところでのコメントは、報道されていた資料や、あちこちのblogのでの解説を読んでの理解だったのですが、まじめに内閣府の食品安全員会のサイトからたどって資料を読んでみました。
以前から知られている生理作用
3つ目は、1950-60年代に、乳児での臨床例があり、ヨウ素摂取量が不足しがちだった頃のユーロッパで実際に問題なりえたようです。
資料が「日本での食生活におけるダイズ食品の摂取経験」を強調しているとも取れるのは、このためでしょうか?
で、今回の提言で基準作りの際に注目されているのは1のエストロゲン様作用で、様々な臨床データを検討していますが、基準作りには、
閉経後女性を対象とした大豆イソフラボン錠剤の5年間長期摂取試験(摂取量150mg/日)で、
30ヶ月時点では子宮内膜増殖症は認められなかったが60ヶ月時点で子宮内膜増殖症の発症が有意に高かった
という臨床データ等が参考とされています。
これを元に、摂取の上限量を決め、2の影響も勘案して、
妊婦、胎児、乳幼児、小児については、大豆イソフラボンを日常の食生活に上乗せして摂取することは、推奨できない
ということになりました。
また、一部、特保のイソフラボン強化食品には、食べ過ぎると、成人に対して設定した基準値を超える恐れのある食品もあったようです。
成人男子等については、十分な臨床データが無いので、上限値を決められなかったという報道がありましたが、資料を見ている限りでは、いろいろなデータはありそうです。
で、ダイズの食品としての摂取ですが、これは、これまでも食べてきて問題無いんだから問題ないということらしいです。
#いい加減に見えて、結構、当てになると思います。
一応、日本人の食生活に置けるダイズイソフラボンの摂取量の推定とかもやっています。
#ところで、「厚生省 イソフラボン」でググルと結構ヒットするのですが、「労働」はどこへいきましたか?
#大豆とダイズが混在してますが、食品の場合は大豆かな?
#植物だと、わたしらの分野では、ダイズなんですが...。