meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

JH photometry

Custom Scientificに頼んでいた、J filterとH filterがと届いたので、組み込んでテストしました。
https://meineko.com/etc/JH_filter.JPEG
https://meineko.com/etc/JH_filter_EFW.JPEG
https://meineko.com/etc/J_band_filter.jpg
https://meineko.com/etc/H_band_filter.jpg
赤外の測光バンドは、JHK systemがポピュラーですが、ASI990MMに使われているIMX990チップは、1700nmまでしか感度がありません
Hバンドの波長の長い方は、感度外です。
J filter、1750nm以降にリークがありますが、ぎりぎり感度外です。
#J filterの帯域が狭いですが、元々、長波長側は、水蒸気による大気の吸収があります。
#K bandは、たとえ検出器の感度があっても、望遠鏡自体を冷やさないと無理なので、端から考慮外です。


視野への導入がずれるので、テストに手間取りましたが、HM Sgeを撮ってみました。
https://meineko.com/ccd/HMSge-IcJH.jpg
画像に、もやもやしたものが写っていますが、直前に撮っていたAltairの残像です。
なかなか、消えてくれ無さそうです。
まぁ、目的の星に被った位置でなければ問題ないでしょう。
JとHが、30秒露出10枚合成、Icは、30秒露出3枚合成です。


比較星は、2MASS catalogの値を用いました。
Aladinの画像と見比べて、星の同定を行ったのですが、可視光と写り方が違うので、星の同定に戸惑いました。
https://meineko.com/etc/Aladin-HMSge.jpg
#比較星、お伴の星がいるので、変えたほうが良さそうですね。
望遠鏡は、当初のC5から、EDGE HD800+Optec NGM 0.33Xに変えました。