meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

Alpy600+Ultrastar

QHY 5L-IIのトラブルに見切りをつけて、Slit viwer兼autoguiderをStarlight XpressのUltrastarにしました。
#本当は、Lodestar X2でいいはずですが、羹に懲りて膾を吹くで、後で、買い直すはめにならないようにとかいって、Ultrastarにしました。
#Alpy600のページに、Atik314L+を使っている例があったので大丈夫だろうという判断でした。


今朝、日付が変わってから晴れたので、テストをしました。
Slit Viewerの様子です。
https://meineko.com/etc/SlitView-160709.jpg
四角く区切られているのは、slit viewerの鏡の大きさの関係です。結像のレンズが悪いので、周辺像が乱れていますが、Astrometry.netでWCSを解くのには支障がなかったです。


https://meineko.com/etc/YCyg-160709.jpg
Y Cygのスペクトルです。120秒x10枚でこれです。
7等ですが、これくらいしか写りません。
#ただし、湿度が高く、補正板がうっすら曇っていたのは、差し引いて考える必要がありそうです?要検証。
視野の中で、一番明るい星がslit上のY Cygということで、案の定、auto guideがうまくいかないようでしたので、muiti star guidingに切り替えました。
#今ひとつ、よくわからなかったのですが、一応,追っているようでした。


https://meineko.com/etc/YCyg-Spe-160709.jpg
背景の光害の水銀の輝線が引ききれていません。要件検討です。
Y Cygは、B0IV+B0IVということで、バルマー系列の水素の吸収線が目立ちません?
640nmだと、まだ、次のオーダーのコンタミは、無いはずですが?


横着して、まだ、標準星として撮ったVegaを処理してません。
そこで、先日のデータで感度補正をしています。透明度が違うので、インチキです。