ワンセグUSBドングルで作るオールバンド・ソフトウェア・ラジオ: 周波数コンバータやプリアンプを手作り! 1200MHzまでバッチリ受信! (電子工作Hi‐Techシリーズ)
- 作者: 鈴木憲次
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2013/08/24
- メディア: 単行本
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ラジオの回路は、同調回路とか、復調回路とか、増幅回路とか、部品がたくさん必要で、性能の良いラジオを作ろうと思うと、部品点数も多くなって高くなります。
そこで最近は、ダイレクトコンバージョン回路に、DSPを組み合わせたソフトウエアラジオ(SDR)が発達してきました。
#必要機能が違うので回路構成がちがいますが、携帯電話だって、SDRの仲間と言えなくないのかもしれません。
で、1000円くらいで買えるワンセグチューナも、SDRです。というか、SDRで作ったから、部品点数が減って1000円でうれるわけですね。
#まぁ、あと、画像表示はPC任せなので、ディスプレーが要らないので安くできます。
で、とあるチップを使ったワンセグチューナーが、外部からの信号で、容易に制御できて、本来の目的の周波数以外でも使えることに気づいた方がおられました。
その方達が、PCから制御するためのドライバーソフトを書いて公開されたのです。こうして1000円のワンセグドングルは、オールバンドラジオに。
詳しくは、本書を。
もちろん、流用なので、いろいろ制限はあります。また、電波の強いところで使うことが前提の回路なので、妨害電波に弱いという弱点もあります。前述の本では、そこを補うためのプリセレクタやアップコンバーターとかの周辺回路の製作法も載っています。
市販のSDRは、その辺の回路も載っているので高いのです。まぁ、一番は、特性の良いアンプ用のチップを使うので高いのですが。広い周波数範囲をダイレクトコンバージョン+DSPでやろうと思うと、信号の直線性が大切なのです。DSPもそれなりの性能のが要りますし。
(追記)
購入済:CQ出版社/ワンセグUSBドングルで作るオールバンド・ソフトウェア・ラジオが出版されます。/内容確認するも残念な結果に!(KG-ACARS HFDL VDL MCAに感謝 受信方法 受信記録のブログ)
によると、R820T搭載チューナについて触れられていないのが残念とのことです。
まぁ、この世界、進歩が早いですし、Googleって自分で調べられる方には、ネットでの情報が豊富にあります。