GaposchkinのThe Galactic Novae(1964)から、抄訳
X SERPENTIS 161402 JD 16185(1903) 8.9
Walker(1923)の光度曲線によると、JD 16170まで続く、長い極大を示し、その間に9等から10等に減光した。
それに続く減光には、変動が見られた。JD2237までに、19等まで減光した。
Boyce(1942)による極小時の解析によると、周期275日で、14.3-16.2の変光が見られた。この振る舞いは、RR Telの爆発前の変光を思いださせる。Boyceの観測した星が、本当にこの新星なら増光幅は6等で、X Serは普通の新星でなく、共生星型かも知れない。
まぁ、GCVSでは、NBに分類されていますし、普通の新星な気もします。
Thorstensen and Taylor(2002)によると、連星の軌道周期も1.478日です。
で、Boyceの観測で捉えられている変動はなんでしょう?矮新星の増光?
なお、前述のThe Galactic Novaeでは、銀緯の高い新星のlistにも入ってます。
Simbadで確認すると、+31.8724ですか。ぱねぇですね。