meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

科学館利用者層の低年齢化

星の情報から辿った、Twitterのtimelineのまとめ、科学館利用者層の低年齢化


国立科学博物館のつくば実験植物園の観望会の手伝いをしている時の印象としても、しばらく前から、これは感じています。
参加者は、小学校の低学年が主で、高学年や中学生、高校生は居ない感じ、そこを飛ばして大学生のカップル、年配の方になります。
#まぁ、交通が不便な場所で中高生が自分たちだけでは来づらい場所というのは差し引かないといけないのですが。
また、たまたま出かけたときに、ついでに科学館等を訪ねていくことは多いのですが、来場者を見ていると、そういう傾向は感じます。


まぁ、正式なボランティアでさえない、手伝いの立場としては、科学館、博物館としてこの利用者の低年齢化にどう対処するかとかいう話はできないので、自分の、子供時代の博物館体験の話をしてお茶を濁すことにします。


小学校低学年の頃、叔父に上野の国立科学博物館に連れていってもらったことがありました。
#まだ、自分の子どもが居ない頃で、親戚の子供としてあちこち連れていってもらった記憶があります。
で、(今思うと、祝日の次の日か何かで、)臨時休館で、博物館デビューは逃しました。
#代わりに、上野動物園に行きました。
#行くまでは、ミイラが見れるとはしゃいでいた記憶が。


中学の時、弟と2人だけで、国立科学博物館の夜間観望会へ出かけたのが、デビューとなりました。
時間まで夜間通用門の前で待っているときに、大学生のグループがいて、「木星のスケッチは、慣れるまでは、雑誌などに載っている写真を見て練習するとよい」みたいな話をしているところへ、「えー、本物見ながらでないと練習にならないいんじゃないか」と思いながら、近づくと、逃げられてしまいました(w
#今なら、それも、ありかもと思いそうですが、おませささんだったのでした。
小林・バーガー・ミロン彗星の頃で、新聞ではくちょう座のあたりに見えると読んだというと、今は北斗七星の辺りだと小山先生に教えてもらいました。


その後は、社会人になってからで、日本天文研究会に報告された眼視観測のデータをみんなで分担してPCに入力する作業をしていた頃、観測報告用紙を借りに博物館に頻繁に出入りをしていました。
日本天文研究会から独立した日本変光星研究会のメンバーということで、村山先生や小山先生あたりには煙たがられていました(w
#日本変光星研究会の設立メンバーとは接点のない世代で、実際の事情はよくわからないのですが、設立当時はいろいろあったようです?
そのころ、博物館に頻繁に出入りしていた中学生が、いまは立派なおじさんになって、まだ、博物館に出入りされています。


という訳で、Twitterでの話題にもありましたが、わたしも、どちらかというと博物館や科学館に子供の頃は頻繁に出入りしていた口ではないですね。
でも、既に書いたように、中学生から入り浸って、いついた人も知っています。
わたしは、運営側ではないので、こういう稀有な存在でも細々と人材が育って、ボランティアや天文ファンとして残ってくれればそれで良いという印象です。
で、そういう人材は多くはないものの、何故か、いつの時代も途切れないのだと根拠なく信じています。


最近の傾向として、科学に興味のある中高生も、課外活動は運動系に入ることが多いと聞きました。
これはこれで良い傾向でないかと思います。
ただ、そうなると、科学館等には顔を出せる環境では無いのかも知れません。
#わたしの子供の頃の科学好きは、運動は得意でないのがデフォルトだったのとは少し違う感じです。
#おかげで、星好きは、世間では、根暗だと思われている?
#でも、もっと、子供の頃はいわゆる競技としてのスポーツはしなくても、カブトムシを捜して駆けまわったり、三角ベースで遊んだり、体を動かさなかった訳で無いのですが。
#現在の子供は、地元のチームとか、スイミングスクールとか、小さい頃からもっと、組織としてのスポーツをやっている印象です。


#中身もないのになげーな(w