meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

研究費の単年度会計

研究費のプールの問題が取り上げられる度、書こうと思って、なかなかきちんとまとめられなかった問題、最近でた産経新聞の記事がよくまとまていました。
見過ごされてきた科学研究の「無駄遣い」 有効活用の方策は…
もちろん、問題は、これだけではない+この書き方はどうかなと思う部分もあるのですが、研究費の単年度会計の問題がよくまとまっています。


予算の執行が、6月頃にならないと出来なくて、12-1月に締め切られてしまう問題は、職場にもあります(した)。
農水省の場合は、技術会議へ行っていた同僚が、どこに問題があるのか調べてもっと早くから執行できるようにしても問題が無いことを説得してから移管は早くなったのですが、締切の方は、独法になってから逆に早くなっています。
国研の時は農水省内の予算だったのが、独法になってからは交付金として農水省の外部に出す予算になったからというのが大きいときいています。


代理店のマージンが大きいのは、アフターサービス込み、故障の時のメーカとのやり取りや、国内でもある程度修理出来るように部品の在庫を持つなどコストも大きいと思うのである程度は納得しています。
#でも、高いよね。元の値段の倍ということが多いし。
#最近、修理可能かどうかに関わらず、とりあえず、修理依頼をすると技術料をとるところが増えてきたのも問題かも?


国の予算の適切な執行をする根幹は、入札制度です。
どこかが無茶な髄契約をしたのが発覚する度に、入札の厳格化が求められてきました。
ちなみに(誤解が一部にあるのでは無いかと思いますが)、入札というのは、適正な価格で購入するのが目的です。
ティシュペーパーとかを入札で買うと、さすがに、そこらの安売りショップで買うより高くなります。
発注から納入までの期間も、信じられないほど長いです。