天体観測の教科書がでたので、あれを初級編とすると、その上の中級編のCCD測光の教科書が必要と思うのですが、さすがに商業的にはペイしないと思うので、電子出版ですかね?
で、すでに、英語ではよい教科書が何冊かあるので、それを読め、終了でもよいと思うのですが、それだと、やはりしんどいですか?
例えば、
Astronomical Photometry, Text and Handbook for the Advanced Amateur and Professional Astronomer
Henden and Kaitchuck Willmann-Bell inc (1990)
#あれ?Bill Romanishinの教科書は行方不明?
で、天体観測の教科書 変光星編では全天測光や、標準システムへの変換のあたりが端折られてています。
原理だけなら、星の色(大沢清輝)でわかります。
#この本は、日本の光電測光の草分けの方が著者なので、下手な本を読むよりお勧めです。
具体的な話は、基本は光電測光と同じなので、JAPOAの10周年記念の「天体光電観測ガイドブック」(通称青本)を読むと具体例も載っていてわかりやすいです。
あれも、すでに入手困難でしょうか?
標準システムとの差を求めるだけなら、CCD測光なら、星団や色の違うペアを選んだ標準星野を撮れば、大気減光のことを気にせずに済むのですが、アマチュアの望遠鏡用には星が暗すぎたり、混み過ぎたりしていて使いづらいです。
#いや、うちも望遠鏡は口径1mなので丁度いいですというアマチュアの方がいましたら、ごめんなさい。
また、差測光の場合は百分の1等くらいの精度は苦労せずに出せるのですが、それに見合った精度で変換係数を求めるのは、やってみるとわかるのですが、なかなか、大変です。
英語の教科書でも、アマチュアが著者の本の中には、少ないデータでえいやで決めた例が載せられたりしていますが、いいのかほんとそれで、と思うこともあります。
- 作者: Arne A. Henden,Ronald H. Kaitchuck
- 出版社/メーカー: Van Nostrand Reinhold
- 発売日: 1982/05/01
- メディア: ハードカバー
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(追記)
日本語の見つけた
和歌山大学教育学部屋上天文台 CCD カメラによる天体観測