meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

分子生物学会

3日目です。
東レのランチョンセミナー(ただし、弁当切れた)で、体細胞から全能性細胞を作った山中先生の話を聞きました。
腫瘍を形成するので厄介な、c-Mycを省くことができた経緯とか聞けて面白かったです。


夕方からは、「いまこそ示そう科学者の良心 −みんなで考える科学的不正問題−」に出てきました。
柳田充弘先生、文科省の菱山豊さん、NHK村松秀さんの講演と若手教育WGによるパネルディスカッションでした。
捏造論文問題に端を発した話題です。


柳田先生は、素直さ正直さが重要というお話でした。


会場からはアメリカの例をあげて、第3者機関を作ってはどうかということでしたが、文科省の方は慎重でした。
まぁ、RIや、組み換えの例を見ても、規制ができると、些細なことでも大事になるので、慎重なのはわかります。


競争的資金が増えたり、ラボの規模が大きくなったりという外部要因が捏造を生むのではないかということでしたが、1940年代に起こった事件の例を挙げて、昔からあったという話も出ました。