meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

フラット補正

最近の持ち出し観測の時のflatは、連続測光画像を25枚置きに、medianを撮ったものを使っています。
ガイドがずれて行くので、星が消えます。
星を消し切れないと、測定結果に悪影響が出るという地雷入りの方法ですが、これまでは、うまくいっていました。


昨日の、1RXS J023238.8-371812の測光結果の食を思わせるdipは、flat補正がうまくできていないことが原因でした。
当初、枚数が多いほうがいいだろと、V455 Andと1RXS J023238.8-371812の画像を合わせてflat画像を作ったのですが、そのflat画像が悪かったようで、消しきれなかった小さなしみのような点の上を、ガイドミスで、1RXS J023238.8-371812が、きれいに横切っていました。
#普通のごみの影は、大きなドーナツ状に写って減光量も少ないのですが、小さな減光の大きな黒い点がflatで補正し切れていませんでした。原因なんでしょう?どこのゴミでしょう?


というわけで、1RXS J023238.8-371812の画像のみで作り直したflat画像で、flat補正からやり直しました。
まだ、小さな凹みがありますが、誤差の範囲です。