meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

USB2000

使われているディテクタは、ILX511だそうです。
Sonyから、スペックシートを落として、分光感度のところをみたら、450nmをピークに、右肩下がりのグラフが書いてあります。
えー、そんな馬鹿なという訳で、Ocean Opticsのカタログをみたら、550nmをピークにした山形の感度のグラフになっています。<やっぱり。


スペックシートのグラフのy軸は、Relative Sensitivity。
カタログのグラフは、count/100 photons。


というわけで、カタログのデータは、y軸は、おなじみの量子効率ですね。
#それにしては、感度、低過ぎるけれど?一桁、間違っていない?
となると、Sonyのスペックシートのrelative sensitivityって、何?
#いままで、ずっと、相対値で書いているだけで、量子効率だと信じていたのに!?


実際には、グレーティングの効率と、ファイバーの特性を加味したものになります。
という訳で、ぐだぐだ、いわずに、標準光源を測れってな?
短波長側で、光源が弱い件は、測定回数を増やして、メジアンでも取ることに?


(追記)
午後、標準光源と、首っ引きでがんばりましたが、うまくいきませんでした。
やっぱり、色温度3100Kのタングステンランプじゃだめか?
#標準添付で売っているランプなのですから、私のやり方がだめなだけ?


で、標準太陽のデータと較べようと作戦変更(?)しました。
で、データを較べてみると、明らかに、水の吸収線の深さとかがなまって浅く、USB2000の方が分解能が悪いです。
CCDの画素サイズからすると、0.38nm/pixcelで、標準データ0.5nm置とコンパらなのですが、グレーティングの分解能が、CCDの画素サイズに追いつて無い??


あと、800nmより長い波長で、明らかに、感度が低いです。
グレーティングとファイバーのスペックからは、この波長でも問題ないはずなので、これは、使われているCCDの特性でしょう。


校正済みの分光器(単に、測定器内部に校正データを持っていて、処理しているだけですが)を借りて来て、同じ日に太陽を撮って、較べるというのが、手っ取り早く、正確な気がしてきました。