例えば、わい新星の増光が降着円盤の不安定性に起因すること、スーパーハンプの明るさの変動が降着円盤の形の非対称性によること、その原因が潮汐力によること等、ある程度歳を食った日本のアマチュア変光星観測者には、結構理解が行き渡っていると思います。これは、わい新星の理解が深まっていくのと、歩みを共にして、少しずつ学んできたことが大きいと感じています。
で、それが、次世代にも継承されているかなというと、年寄りは、少しサボりすぎている気がしています。
どこかに、わかりやすい総説があるといいなと思うと同時に、やはり、折に触れ、学べる機会を提供していくしか無いかなと感じています。
で、わい新星に関しては、わたしには荷が重いので、食変光星のO-Cの話を、どこかでまとめたり、実習を出来ないかなと思い始めています。
かつて、天文と気象(もう、月刊天文になっていた??)に長期連載が組まれて、O-Cについて学ぶ機会があり、わたしの理解は、そこらあたりに根ざしているのですが、最近は、その知識の継承がされていないなと。
で、どうやってやりましょう?
#いえ、きっかけは、先日とある会合で、I先生に、「食変光星の周期って、結構変わるものなのですか」って、聞かれて、ショクだったものですから。
短周期連星の観測経験のある人なら、連星の周期って変動していないって考えるほうが稀と思っています。