meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

UGの増光サーベイ

Twitterには、S&TのHuman vs Robots. The Future of Amateuer Science.の記事についてコメントしたのですが、ugemさんのコメントもあったことだし、こちらにも書きます。
最近、MASTER Robotic Telescope Netがこれでもかというくらい新しく確認されたUG型星の増光を報告しています。この例に漏れず、計画されている分も含めて、自動サーベイの時代です。
でも、こと、既知のUG型星の増光監視については、これからも、アマチュアに分があると思っています。
まず、どんな自動サーベイも、頑張っても全天を掃くのに時間がかかります。日に何度も全天掃天を目指しているサーベイもあるようですが、それでも、監視の目の数が多いアマチュアの役割は大きいと思います。
それと、自動サーベイのチームにUGの増光に関心の高い方が参加していない限り、増光な稀なUGの増光のニュース性を評価してアラートが出せる体制は組まれないと思います。
マチュアでUGの監視をしてる方の、このあたりのことに関しての知識は半端ないですから。
あと、人間の目で増光確認というのは、機械でやるより、速いのですよ。


さらに、問題は、自動サーベイのプロジェクトの予算の問題です。
プロジェクトを立ち上げる当初付いた予算がその後も継続し続けられることはまずありません。
別途、研究資金や人件費を工面しないと継続できません。
どうしても、活動期間が限られます。
Roboscopeが出た時は、これで、アマチュアのUGの増光監視の時代は終わりかと思った人もいましたが、現状は、ご存知のとおりです。
あれだけ、頑張っているASAS-3だって、リアルタイムの情報公開は止まったままです。


で、ここまで書いておいて、あえて書きますが、これからは、アマチュアによるRobot自動観測の時代ですよ。
予算に縛られず、自由な発想での全天サーベイ、ぜひやりましょう?
わたしも、見晴らしの良い庭に、観測小屋でもあれば...。
#いや、やる気さえあれば、KWSみたいに、毎晩、軒先に望遠鏡を持ちだしてセッティングというのも有りですよね。
#実家へ篭ったら、当面それしかなさそうなのですが、問題は、うちの庭は見晴らしは良くないのです。あと、光害。