meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

全国星空継続観察

星コンスタッフグログからたどって、全国星空継続観察の事業仕分けの配布資料を読みました。
財)日本環境協会というところに実施が委託されているんですね。
で、指摘事項の

平成11年をピークに低下傾向にあり効果的とは言えない状況ではないか。
(資料9ページ)

資料10ページの参考資料星空観察会参加団体数の推移のグラフを見て、どうしてそういう結論になるのか分かりません。
H11付近に少し山はあるけれど、認知度が上がってきたH8以降、ほぼ、毎年、同じくらいの参加があると読むのが普通でないでしょうか?
まぁ、資料の印刷等で、競争的な入札を推進して一層効率化をを行っていくようですし、縮減されても、これからも黙々と続けていけばよいのでないでしょうか?


普及に主眼をおいた(?)肉眼や双眼鏡でも簡単に行える星空観察の他に、写真による継続的データの収集も行われていて、データが蓄積されてきました。
が、最近は、岐路にあるようです。
ひとつは、フィルムの測定がK先生ひとりに依存していたこと、もうひとつは、フィルムカメラ(というよりフィルム)が激減していることです。
で、これまでのデータを活かしつつ、今後も継続してけるように、デジカメを使った調査のテストを星空公団が初めています。
報告書が公開されていますし、星ナビの6月号に詳しい記事があります。


事業委託先も含めて入札でと指摘されているようですが、全国星空継続観察の実施ノウハウを持っているところなんてあるのでしょうか?
そうでなければ、ノウハウの蓄積からやり直しで効率が下がりそうです。
ぶっちゃけ、応札する民間企業が、関係者を引き抜くだけだったりして?