meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

共焦点蛍光顕微鏡

ラベルした生体高分子の細胞内の挙動を調べるのに、蛍光顕微鏡による観察は、日常化しつつあります。
特に、共焦点タイプは、厚みのある細胞のある焦点面近傍だけを観察できるとあって、生きたままの細胞の観察に重宝です。


で、部内の共通経費とかをまとめて、今ある顕微鏡をリニューアルしようと言う提案がありました。
#わたしは、共通経費の使い道は他にもあると思うのであまり乗り気ではないのですが。話し合いは、室長さんに一任。
で、提案されているYokogawaの装置のスペックを見てみました。
なかなか、面白そうな原理の装置です。
#以前、わたしが、蛍光色素を使って細胞内のpHを測ろうとI.I.をつけて、ごっついフレームバッファを積んだPCのついていた共焦点蛍光顕微鏡と格闘していた頃とは、雲泥の差かも。
#もっとも、あの顕微鏡は、深さ方向もスキャンして、立体画像を得るという意欲的な顕微鏡でしたが。


で、提案者、これを買うとCCDカメラにまわす予算が足りない(YOKOGAWAの推奨は浜ホトらしい。高い。)ので、提案してきたのが、BITRANのBU-41。
どひゃ、どこかで見たことある様な(笑
天文用のBJ-41とどこが違うのかと調べてみたら、基本的にCマウントなのと、A/Dが12ビットなこと、コントローラーにバッファ用のメモリーを積んであることに加え、撮影開始用に外部トリガーが使えることとかが違うようです。
#そういえば、Altaも外部トリガーが使えます。顕微鏡での使用を見越してらしい。

さて、さて。