meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

極限等級

望遠鏡のスペックとかには、極限等級=1.77 + 5 log D(mm)で、計算された極限等級が載っていいます。
これは瞳径0.7cm、肉眼での極限等級を6等として、計算したもので、一般的には、「計算で示される極限等級より、もう少し、明るい星までしか見えないよね。あれは、それこそ、条件が揃った場合の究極の限界等級だよね」と理解されていることが多いと思います。
ところが、変光星の眼視観測者は、一般に、「カタログスペックの極限等級てあてにならないよね、もっと暗い星まで、見えるよね」と、よく言いました。


まぁ、これ、「変光星図に載っている比較星光度って、あてになるのか?」等、多少考慮しないといけない事項はあります。
例えば、昔は、「U Gemの星野って暗い星まで見えるよね」とか、良き聞きました。
それらを考慮しても、やはり、カタログスペックよりは暗い星まで、普通、見えるよねっていうのが、変光星観測者のコンセンサスだと思います。
ただ、多少、コツはあります。
先日の暗い星を見る秘訣などを参考にしてみてください。
これを書かれたKatさんは、京都大学在学中に京都大学構内で、結構暗い星まで観測されていましたが、大学のキャンパスって特段暗いわけでもありませんでした。京都市内ですし。


話変わって、CCDの極限等級ってどうやって測定するのですか?
よく、論文では、3σで何等とか書かれていいるのですが、具体的な方法を知りません。
先日も書きましたが、太陽系の小天体を観測されている方の極限等級って、同じ機材を使っていても、自分で感じているより、ずっと暗い気がして?