meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

次世代TAO Survey用カメラ

サーベイ用のCCDカメラの選定に当たっては、最初に気になるのは、やはり、CCDチップの選定です。
ラージフォーマットの裏面照射チップが理想でしょうが、価格との絡みもあります。
気になるのは、チップサイズ、ピクセルサイズ、量子効率、ノイズ、転送速度でしょう。
これらは、お互いに関係しあっているので、パズルを解く感じです。
で、どこを重視するかを考えて、後は、妥協ができるかです。
で、先日から、KAF-9000とか、騒ぎまくっています。


50mmから、85mmにレンズを変えた時に、視野が狭くなった分、撮影効率が落ちてしまっています。どうしても、視野をある程度はオーバーラップさせて撮らざるを得ず、オーバーラップの割合をある程度一定にして考えると、視野が狭くなると、効率が落ちます。まぁ、オーバーラップする割合も減らせばいいのですが、撮影時にポインティング精度が要求されます。
あと、いっぺんに撮れる面積が広い方が、天候が崩れることが予想される時とかに有利です。まぁ、実際は、転送速度とかも違ってくるので単純では無いですが。


で、チップが決まれば、自作するのでも無ければ、メーカーの選定ですが、まず、選んだチップを採用しているメーカーでないといけないという条件で振るいにかけられます。後は、メーカーの実績とか、信頼性ですかね。あと、大事なのは、値段w


カメラの次は、光学系ですが、これが、CCDチップに比べて、知識と経験が無いので難航しています。広い視野で、周辺まで良像が得られるとなると、高くつきます。でも、お金がないといとなると、選択肢が限られすぎて、無くなるレベルですw
焦点距離は、今と同じ分解能が得られるという前提で割と簡単に決まるのですが。