Satyvoldiev(1972)が発見して、わい新星として、GCVS名も付いた星ですが、発見報告の同定図にミスが有り、一時期、行方不明となっていた星です。
長谷田勝美さんが、新星捜索中に、この星の増光に気づかれて、Katoら(1998)で、再同定された星です。
食による減光が見られ、その軌道周期0.075961467日であることから、UGSU型であることが期待されるのに、明瞭な、super-outburstが観測されておらず、課題となっていた星でした。
VSnet-alert 16315のKatoの報告によると、Hambschさんの観測で、superhumpが検出され、無事、UGSUの仲間入りだそうです。
outburst時にも食が見えるCVsとして、わたしも、以前から時々観測していた星ですが、今回のoutburstに関しては、自前の望遠鏡はお蔵入り中、Mayhillでは夕方すでに低くてダメ、SSOは、混んでいて無理という訳で、あきらめ気味です。
まぁ、次回のsuper-outburstに期待するしか無いでしょうか？
