meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

Ia型超新星

8/31の

Ia型超新星の起源として、回帰新星であるという理論があって、観測によって補強されてきたのですが

は、文章がこなれてなく、誤読を誘いそうですので、

Ia型超新星の起源として、回帰新星であるという理論があって、補強すべく観測が続けられてきたのですが

くらいに、トーンダウンしておきます。
#実際には、少しニアンスが違ってしまっていますが、もとの文章がわかりづらい表現でしたので、このあたりで。


で、Ia型超新星が標準光源とされている理由で、極大の明るさが同じと表現されますが、ほぼ同じ光度ということで、実際には多少個性があります。
#まぁ、それほど大きな違いでないので、簡略的には同じ明るさと表現しても構わないですが。
では、どうするかというと、減光の速度から、極大光度が決められることがわかっています。
wikipediaの表現を借りれば、

Ia型超新星 - 極大時の絶対等級が光度曲線(英語版)の形の関数として非常に良く決まっている。銀河系外の遠方の距離測定に有用である。

です。


以前、NHKコズミックフロントで、Ia型超新星をつかって宇宙の膨張速度を求める回でも、解説されていました。
#それとも、番組では、Ia型超新星の個性の話でなく、星間吸収の見積が難しいのを、減光速度をつかった極大光度の推定で相殺する話でしたか?