現在、日本のアマチュアの変光星観測結果のデータは、OAAや、VSOLJが窓口になって(実際の実務は日本変光星研究会)集めてデータベースで公開しています。
以前、日本アマチュア天文史の編纂と呼応して集められた、NTKやOAA、筑紫天文同好会など、これまでのデータで集められるものすべてを、ボランティアが入力してデータにしました。
これらのうち、2004年までデータをまとめて、公開しています。
std形式というPCで扱い易いことを考えたやや特殊なフォーマットで書かれているものの、星名、観測時刻、等級(測光バンド)、観測者名略号の項目からなるテキストファイルなので、データのハンドリングは比較的簡単です。
Mhhさんが、検索のインターフェースも作ってくれました。
で、2004年以降のデータもチェックをした後、順次公開する予定なのですが、なかなか作業が進んでません。
そのかわりと言ってはなんですが、vsolj-obsのML経由で報告されたデータは、Mhhさんのお骨折りで、半自動的にデータベースに蓄積されて別途公開されています。
また、従来通り手書きで報告されているものは、報告受け取り窓口のHskさんが入力されれています。とりあえず、入力がすんだものは公開しようと日本変光星研究会のwebで公開されています。
で、3箇所に分散していると使いにくいし、こんな複雑な事情を部外者や海外へ説明するのもしんどいので、正式公開版にマージしたいです。
様子を見て見るために、昨晩、とりあえず、3箇所全てのデータを1つにまとめて見ました。
MLリスト経由分をすべてdownloadしてみたら、170万行、60MBにもなりました。
これを一気にKatさんの作られたデータベースにマージしようとしたら、ファイルサイズが大きすぎて、マージできませんでした。
とりあえず、100万行と70万行の2つに分割したら出来ました。
数えたら約370万目測でした。
ざっと、眺めた印象ですが、みんな立派な観測ばかりです。頭が下がります。