近着のPASPに、LSSTサイトでのyバンドの空の明るさの変動という論文が載っていました。
Sky Variability in the y Band at the LSST Site
High, F. William; Stubbs, Christopher W.; Stalder, Brian; Gilmore, David Kirk; Tonry, John L.
論文でも触れられていますが、yといっても、Strömgren yでも、赤外のY(これは、論文読むまで知らなかった)でもなく、990nmより長いあたりの測光バンドらしいです。
検出器には、deep depletion CCDが使われてます。
deep depletion CCDというのは、wellが深い裏面照射CCDらしいです。
従来より赤外に強いそうです。
#シリコン層が厚い分、ダークノイズは増えます。
#厚い分、普通の裏面照射CCDより大きなチップを作っても平面性も維持しやすいらしいです。
#わたしは、まだ、原理をよく理解していません。
E2Vあたりにも、チップがあるらしいので、どこかアマチュアにも馴染みのメーカーで、それを載せた天文用の冷却CCDカメラを出さないですかね?
2x2Kくらいで?
#一体幾らになるんや!?
#Andorなら、製品があるらしいのですが。
最近話題の完全空乏型CCDは、fully depleted CCDというらしいです。
こっちはさらに、長い波長での感度が高く、1000nmで、50%の量子効率があるらしいです。
うちの新星サーベイ用に欲しい(w
#浜ホトの専売特許?