近着のPASPの2006年12月号に、Paczynskiさんが、Astronomy with Small TelescopeというReviewを書かれています。
ようは、ASAS-3とNSVS(ROSTE-I)の話なのですが、カメラレンズとCCDによる全天モニターが、始まってしまって実現したこと、そしてそれはこれからもずっと続くとかかれています。
まぁ、時代が変わった、後戻りはできないということだと思います。
で、GRBのアフターグローの話と、地球に接近する小惑星探しの話が、例として書かれています。
マイクロレンズの話が出てこないのは、書かれたのが、9月だからですね。
で、衝撃の事実が書かれています。
2006年6月にハワイにASAS-Nが設置されたそうです。
今度は、VとIcバンド用の2台同時稼動だそうです。
#これで、ASASの死角が無くなったので、一人勝ちが続きそうです。
もっとも、時間カバー率を上げるために、ほかのグループ、アマチュアも含むの参加が望まれると書かれています。
#あと、この論文に書かれていた、もうひとつの衝撃的事実は、Pojmanskiさん、2年に1度しか、望遠鏡の設置されているLas Campanasへ行っていないのだそうです。
#もっとも、となりには、OGLE望遠鏡のドームはありますが。
同じ号に、TASS-IVの論文も載っています。
こちらは、アマチュア中心のグループのサーベイです。
さて、これを読んで、ASASにばかり任せて置けないと思った人は、すぐにサーベイを始めましょう。
資金が無ければ、TASSのように作る手もあります。