meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

言霊

オレンジニュース経由で読んだ記事、id:yamazさんの最速配信研究会の画像配信の負荷分散も比較的簡単?から、

本題に入る前に待ち行列における簡単なクイズを出したい。

「ATMが1台しかなくっていつ行っても50人並んでるATMコーナがあったとする.ここで新たにATMを1台足すと行列の人数はどうなるでしょう?」

答えは15分後!

も待ってられないので、もう答え書いちゃうけど、答えは0人です.

解説するとATMコーナに常に50人いるということはATMコーナに訪れる人と出て行く人はちょうどつりあってるということになる。ここでATMを1台足すと訪れる人数より出て行く人数が増えるので、待っている行列が少しずつ減っていく。よって最終的には待ち行列は0人になる。

意外なことにこの簡単なクイズすらわかってない人が多いので驚く.私の元部下や同僚に聞いてもほぼ全滅だったので、これはあまり感覚的に理解されてない事実なんだろうなぁと思う(たいていの人は半分の25人になると答える).

これの答えが、多くの人にはぱっとでない理由として、たとえ話であることが1つの原因で無いのかなと思いました。
#もともとサーバ負荷軽減の話です。


ATMコーナに常に50人いる=定常状態にある
というのは、実際にもあり得るけれど、やはり限定された状況です。
それに対して、一般的なATMの行列のイメージが干渉して、定常状態であるという抽象化の阻害をしているのではと思ったのでした。


なんか、最近、メタファー、アナロジーの適用の不具合の話も読んだ気がします。
そちらも、言葉の力が論理的思考を乱している一因の気がしてきました。