夜暗くなると、夕方、活性化されていた赤色光受容タンパク質が、徐々に不活性化されます。
変化がゆっくりなので、夜が長ければ、完全に不活性になるし、短ければ完全には不活性型になりません。
夜の長さを測っているわけです。
で、夜の期間に短時間だけ光を当ててやだけで、植物がだまされます。
業界用語でnight breakといい、植物が夜の長さを感じて花の咲く時期を決めている仕組みの解明の助けになる実験手法です。
で、night breakの時に、赤色光受容タンパク質からのシグナルを受けて、下流では遺伝子発現的にはどのような変化が起こっているかを調べて、短日植物のイネの開花のメカニズムの一端を明らかにした研究です。
で、実際に研究をした博士課程のI君の名前が、記事に無いのは、ちょっと。
