星の情報経由
主系列星と白色矮星からなる6等級の連星、ぺガスス座IK星。主系列星の進化の結果、外層大気が白色矮星に降り注ぐと、白色矮星の質量が限界を超えて超新星爆発へ。現在の150光年という距離で起こる場合、強烈な紫外線、エックス線、ガンマ線でオゾン層が破壊され地球上の生命は危険に。
(山田陽志郎 Yoshiro Yamada @sinus_iridium)
ほう、そんな近くに、Iaがた超新星候補が?
IK Pegってどこかで聞いた気がしますが、忘れたので、もとの文章を読んでみます。
The mass of the dwarf is its most intriguing and unexplainable feature. Spectral analyses lead to the extraordinary mass of M=1.12M.
(Catch a Star! 2004)
って、白色矮星の質量が、1.1太陽質量ですか。
食連星では無いみたいなので、詳細なパラメタは判ってなさそうなので、分光的に決定された白色矮星の質量に不定性はありそうですね。
で、そもそも、相手の星から質量は注いでるの?
While the A star was still on the main sequence the secondary star, that has been much more massive at that time, run out of hydrogen. It has started to burn Helium. Its atmosphere has expanded to an enormous size.
(Catch a Star! 2004)
そうですか、この先、もっと進化すればですか?
まぁ、先は長そうですね。
もっとも、質量降着率が小さければ、白色矮星は、太らずに、新星爆発の度に削られていくそうですし、どっちにしろ、白色矮星を含む連星系という以外、超新星候補である要素はなしですね。
#もとの記事も啓蒙記事のようで、IK Pegの最近の観測データを紹介するのがメインで、興味を引いてもらえるようお話を使った感がします。