meineko’s blog

元つくばの某独立行政法人勤務の植物屋です。最近は、ほぼ、突発天体の話題です。

ATOMcam tools

安価で扱いが手軽なATOMcam2を使って、火球の監視をしています。
先日の火球もどうにか捉えられました。

www.youtube.com


リアルタイム検出は諦めて、火球が出たとの情報があ入ると、動画を確認するという無精なやり方です。
動画は、1分1ファイルで本体のmicroSDカードに記録されているのですが、microSDカードが一杯になると、古い動画は削除されてしまいます。
そこで、消える前にと、慌てて、microSDカードを回収して、PCへ取り込んでいたのですが、小さなmicro SDカードのハンドリングや、戻した後に防水を意識して蓋を閉め直すのに気を使います。

先日、オンラインで行われた天文教育普及研究会の「ネットワークカメラの利用を考える会」で、ATOMcam toolsというのを使うと、ATOMcam2にFTPでアクセスできるとS木文二さんに教えていただきました。
なら、試してみようと、セットアップを行いました。

honeylab.hatenablog.jp
ATOMcam toolsのGitHUBのサイトから、ファイルを落として、解凍した後、ATOMcam2で使っているmicroSDカードにファイルをコピーします。
このmicroSDカードをATOMcam2にセットして、再起動すれば、OKです。

ATOMcamのスマホアプリの設定のデバイス情報から、ATOMcam2のIPアドレスを調べて、ブラウザから
http://[ATOMCam2のIPアドレス]:8080/cgi-bin/honeylab.cgi
にアクセスすると、設定画面が表示されます。

「Enable FTP Server」にチェックを入れて再起動すれば、ATOMcam2で、FTPサーバーが動きます。
適当なクライアント(わたしはいつものFileZilla)で、ATOMcam2のIPアドレスにアクセスすれば、FTPで繋がります。
ID root
PASS 機種名
です。
#H谷川均さんに教えていただきました。。ありがとうございます。

この他に、ATOMcam2にクライアント機能を持たせて、指定したFTP serverに一定時間ごとに転送させる事もできます。
さて、これで、火球が出た後の動画の転送が楽になりました。
まぁ、私の場合、変光星観測の片手間なので、放置が続きそうですが。

なお、ATOMcam2には、RTSPサーバ機能が実装されたので、この機能を使って、手元のPCまで、動画をストリーミングすることも出来るそうです。
#この機能を使って、H谷川さんが、流星の自動検出を行われています。
まだ、こちらは、勉強中です。