AAVSOのforumやFBに報告された情報によると、P. SChmeerさんが、ASASSNのデータから、LMC V1341の爆発に気づかれました。
増光間隔の短いLMCの反復新星です。
1968, 1990, 2002, 2010, 2016に爆発が記録されています。
撮ってみました。
発見の経緯から極大は逃しました。
SN 2020jfo
ZTF発見のM61のII型の超新星です。
撮ってみました。明るいです。
M61は、過去にも複数の超新星が出現していて、記録に残るだけで8個目です。
TCP J18572663+1349102
小島さんが、TOCPに報告された突発天体です。
Schmeerさんによると、該当位置に赤外天体のIRAS 18551+1345があり、ASASSNのデータに2015年にも増光が記録されているそうです。
ZAND型の共生星のアウトバーストでしょうか?それにしては、過去の変動は少ない気もします。
分光が待たれます。
(追記)
VSXよると、ミラ型変光星だろうということのようです。
PNV J17120009-4017560
C. Jacquesさんら the Brazilian Transient Search - BraTSが発見した突発天体です。
自宅からは低くて撮れず、SSOの天候の関係でやっと撮れました。
銀河面に近いこと、暗黒星雲に近いことから、星間減光を強く受けた新星だと思いますが、AAVSOに寄せられた観測ではほぼ一定光度であるなどよくわからない天体です。AAVSO VSXでも、N:のままです。
分光が望まれます。
BraTSのみなさん、発見おめでとうございます。
TCP J13224632-1259255=AT 2020gdw
板垣さん発見の突発天体です。
NGC 5111からは離れているので、超新星では無いのではないかということですが、正体は何でしょうか。
Schmeerさんが同じ位置にPan-STARRS1 source PSO J132246.377-125925.423があることを指摘されています。
板垣さん、発見おめでとうございます。